俳優と、恋愛と。






_______________________________




学校に着く。
俺の前の席にいる愛しい彼女。






「おはようございます」






「…………おはよう…」





瀬田祐樹である俺は相変わらず敬語……。
それにしては葵の挨拶には間が空き過ぎていた。

まだ……昨日の状態のままなのか?





_______________________________



憂鬱な気持ちのまま1日が終了。
葵は俺の聞いた質問に対しては相変わらず丁寧に答えてくれた……ものの。
それ以外は一切なにも話すことはなかった。

放課後になった今も、いつのまにか葵はいなくなっていて……。





「瀬田」





「あ……歌田さん」





放課後、一人で突っ立っている俺に声をかけてくれたのは歌田さんだった。





「ちょっといい?」





「はい……」






「葵と付き合ったんだよね?」






「はい」