「学校………まさかな…」
でも行ってみてもいいのではないか?
その可能性にかけてみないか?
走り回り、探し回った最後の選択肢は、学校の……データ資料室だった。
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「葵………」
彼女はいた。涙を流して、椅子に座って…俯いていた。
部屋は真っ暗で…葵がとてもいそうに思えなかったのに…。
「何してるんだよ…電話にも出ないで…。
みんな心配してる。帰ろう」
そう言って手を差し出すけど、葵は俯いたままだ。
「熱でもあるのか?体調が悪いのか?どうしたんだよ」
俺がなにを話しかけてもなにも言ってくれない。俺は…嫌われたのか?
「蓮の夢は……なに?」
唐突な質問に驚く。
なんだよ…いきなり……。
「なに?」
涙ぐんだ目で俺を見上げる葵。
俺の夢……。
「誰からも認めてもらえる俳優になりたい。
世界中で認めてもらえるような俳優に。」
琴李京香に認めてもらえたように、世界中の誰からも認めてもらえる…そんな俳優に俺はなりたい。
「っ…………。」
葵が歯を食いしばってる。

