俳優と、恋愛と。







「俺……葵のいない世界では生きていけないわ…」






「なにそれ…」





私も……蓮のいない世界は想像できない。





「もう怒ってない?」




「怒ってないよ」





「キスしてもいい?」





「へ?」






昨日からキスばっかりだな…と思いつつ。蓮のキスは嫌いじゃない。
でもキスをしていると変な気分になって落ち着かない。





「口開けて…」





そう言われてなんのためらいもなく口を開く。何をするの?と思ってる間も無く…。





「んんっ」





蓮の形のいい唇が重なる。
慣れているのか蓮は何度も繰り返す…でも私はついていくのに必死で…。




「蓮っ……だめっ……」





「葵の唇……甘くて柔らかい…」





「れっ………」





蓮が甘い!蓮ってキス魔なの!?
私はギブアップの意を込めて言ったのに、蓮はやめてくれなくて…。





ガチャッ





へ?





誰かが部屋に入ってきたみたいだけど蓮が大きくて見えない。
それに蓮はキスをやめてくれない。





「ちょっとっ……んんーっ…」