俳優と、恋愛と。







「何してるの……?」





「葵………?葵!!!」





「わっ……」






そうするや否や私を抱きしめて部屋に入る蓮。
どうしたの……?






「本当にごめん…デリカシーのない発言…。
まじで恥ずかしい……考えればわかることなのに…」






「あ……ううん………」






「葵……お願いだから嫌いにならないで……。
死んでもいいから……でも…葵に嫌われたまま死にたくない…。俺は葵がいてくれればそれでいいから…」





蓮の腕の力が強くて……くるしい。
それに……震えてる?
私のせい………だよね…。





「本当は嬉しかった。
この家で一人じゃないのなんて久々すぎて…誰かとこの家で朝ご飯食べるなんて……。
朝起きたら誰かがいるなんて……久々すぎて……。舞い上がってた…」





やっぱり蓮はここに一人で暮らしてるんだ…。
ずっと…一人なんだ…。





「葵を傷つけるつもりはなかった。
本当にごめん……。だから嫌いにならないで…」






「……私こそ…ごめんなさい…。
蓮が死んだら嫌だよ……。私も蓮が好きだよ…。
ごめんなさい。蓮を傷つけてしまって」





蓮はこんなに弱々しかったっけ?
いつも自分に自信があって、胸を張って生きているような人なのに…今の蓮は…今にも壊れてしまいそう…。