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蓮の声はしない。
ずっと静か。
私はあれからずっと蓮のベッドに寝そべっている。
蓮の匂いがするのが気に食わない。
なによなによなによ。謝ってると思ったらそんなこと?
私が機嫌悪いのは胸の大きさの話じゃないわよ!
小さい胸を見られたから怒る女って、私は蓮にどう見られてるわけ!?
フツフツと湧く小さな怒りに私は肩を震わせる。
せっかく昨日はあんなに楽しかったのに……。
昨日の今日でこんなに喧嘩しちゃうなんて…。
というかこれは喧嘩なのだろうか……。
そんな風に思っていると、私も少し言い過ぎた気もする。
大嫌いなんて…勢いで言っちゃった。
言っていいことと悪いことがある……よね。
そう思うと怒りなんてだんだん遠のいていく。
謝りに行こう……。
蓮も……少しからかっただけだけなんだよね?
そう思って扉を開けると、開く前につっかえる。
何か扉の前にある?
そう思って扉の外を顔だけ出して覗くと、蓮がドアの前に座り込んでいた。

