そんな風に嬉しくて、楽しかった反面、はしゃぎすぎたのか私も今はクタクタだった。
こんな状態で…蓮は明日は仕事なんだよね……大変…。
洗った髪からは蓮のいつも使っているだろうシャンプーの香りがする。
少し抵抗はあったものの、仕方なく使った。
疲れ切った私の体は、もう起き上がることができなくて、瞼もだんだんと重くなってくる。
蓮の寝るベッドサイドに頬杖をついて……目を…閉じ……「葵………」
ふと呼ばれた名前に目を覚ます。
見ると蓮が半開きの瞳で私を見ている。
「起きた?」
「寒い…」
さっき体を触った時は暑かったのにな…と思いつつ、蓮の額に手を当てる。
すると私の伸ばした腕を引っ張って私をベッドの中に引っ張り込む蓮。
「ちょっ、ちょっと蓮!」
抜け出そうと身をよじるものの、逆効果のようで、蓮は完全に私を自分の胸の中に閉じ込めた。
やっぱり体まだ暑いじゃん……。
そう思い、蓮の顔を見ようと見上げるけど、もう寝ている様子だ。
「蓮……この状態はさすがに……」
恥ずかしいんだけど……。
私の心臓の音が、さっきよりも早くなる。
ドキドキしてるよ………蓮……。
蓮の胸の鼓動も……速いよ?
これは熱のせい?それとも……私の……。
抵抗しようという気持ちとは裏腹に、寝かけていた私も目を閉じてしまった。

