「っ…………ば……ばかぁっ……」
「泣くなよ泣き虫葵ちゃん」
頬を両手で包んだ状態で額を合わせる。
泣いてくれる葵が可愛い。
「悔しい………。」
「なにが?」
「私も………好きだもん。
面倒くさがりな蓮も、
自信過剰な蓮も、
いつも助けてくれる蓮も、
寂しかったら…落ち込んでたら励ましてくれる蓮も、
全部……全部好き……。
蓮に……支えてもらってばかり……。
好きなの…」
葵の目から涙が止まらない。
あぁ愛おしい。
素直じゃない彼女がこうやって自分への思いをはっきり言葉で伝えてくれる。
「蓮……。
………………キスして……」
そんな赤い顔で、潤んだ瞳で、困った顔で、そんな風に言われたら、煽られてるとしか思えない。
俺はさっきよりも荒く、乱暴に、葵に唇を合わせる。
「んっ……蓮……好き…」
「俺も………」
そうして太陽が沈みきるまで俺たちは唇を合わせた。

