波が引き来を繰り返してる側まで来る。
「面白いね……こんな風に波が来てるんだ…」
葵がしゃがみこんで波に手をひたす。
「冷たっ……。
本当に塩の味がするの?」
そうしゃがんだ状態で俺を見上げる。
「飲んでみれば?」
「えー……」
手についた水を見ながらためらう葵。
「塩の味というかしょっぱいんだよ」
「興味はあるけどためらうなぁ…」
「足だけ入るか!」
そう言って二人靴を脱いで海に入った。
葵は長いスカートを履いていたので太もものあたりまでまくしあげてキュッと一つに結ぶ。
葵の綺麗な細い白い足が伸びる…。
「気持ちいいね。砂に足が取られちゃう」
綺麗な足でピチャピチャと動き回る。
「転ぶなよ」
「そっちこそ」
やっと可愛げのない葵の一言が聞けたかと思うと嬉しくなる。

