「なに?見惚れちゃった?」
「なっ……」
図星を突かれてうろたえる。
ニヤッと笑って私の顔を覗き込む。
図星だけど…図星だけど悔しい………。
「なに?黙ってじーっと俺のこと見ちゃってさ」
「………見惚れてたの。悪い!?」
絶対に今顔が赤い。
やけくそになって駅で叫ぶ。
そして顔を俯ける。
何か言ってよ、もう!!
「ちょっと、なんか言いなさい……よ…」
俯いていた顔をあげて蓮に向かって叫んでみる……けど……。
「なんで……真っ赤なの?」
「うるせっ……」
蓮の顔は耳まで真っ赤。
私が恥ずかしいぐらいなのに…なんで…。
「お前……本当にずるい……」
そうやって両手で顔を覆う。
何が……ずるいの…?よくわからないよ…。

