優しい目で抱きしめながら見てくれる蓮。
蓮は……そんな人じゃないよね。
「海に行ってみたいの……入らなくてもいいから……海を見てみたい……」
「海?
あぁ、いいよ。いこう。海」
「本当に?」
意外とあっさり受け入れてくれたので驚く。
「いいよ?別に。葵と行けるならどこだっていく。
海なんて水族館のすぐそこにあるだろうしな?」
「ありがとう……」
明日が楽しみだ。
ううん、明日からが楽しみだ。
これから私は蓮の彼女で、蓮は私の彼氏になるんだ……。
蓮と過ごせる毎日はどんな風に変わるんだろう?
「何ニヤニヤしてる?」
「明日からが楽しみなの……。」
「…………。俺もだよ……」
そう言って少し顔を赤める蓮。
こういうところは可愛いんだなぁ…。
瀬田祐樹として出会った。
初めはどんな人かなって思ってた。
でも芯があって、自分をしっかり持っていた。
そしてそんな蓮に助けられた。
弱い自分を見せた。
私を励ましてくれた。
瀬田として出会って、蓮を好きになった。
「蓮が好き……」
「………葵が好き…」
そうして2度目の甘い口づけを交わした。

