俳優と、恋愛と。






「明日のこと覚えてくれてる?」






明日。
蓮がどうしてこの日を選んだのかはわからないけど…テストで900点を超えたご褒美に、水族館に蓮と行く約束をした。

姉とも結構歳が離れているため、そして両親が忙しいのもあって、旅行には滅多に行けなかったし、遊びやレジャーにもあまり行ったことがなかった。



その中で一番興味があったのが水族館なのだ。
水族館……というより海に興味がある。

海を見てみたい。




中学時代に美結の彼氏とのデートで水族館に行った写真を見せてもらった。
その時に水族館を自分の目で見てみたいと思ったのだ。





「覚えてるよ。
そのためにも今日告白するつもりだったんだ」





「え?」





「友達じゃなくて……彼氏彼女として……恋人として…。行きたかったから」






蓮はそんな風に考えてたんだ?
私はただ自分が行きたい一心で……機会がなかったためにこの機会を利用したのだ。





「嬉しい……」






「初デートが水族館なんて思い出になるじゃん。本当に俺行ったことないんだよ…水族館」






「私もないの……ずっと行きたくて…でもね………。もう一つ……」






「もう一つ?」






海が見たい……なんて言ったら笑われるかな?
海にも行ったことがないのかって思われるかな?






「言ってみな」