俺のせいでもいいか…とふと思ってしまう。
顔を真っ赤に染めた葵は本当に似合っていて可愛い。
「恥ずかしいってばぁ……」
「似合ってるよ……ほら」
そういって手を差し出す。
「…………嬉しくないから」
相変わらず手なんて掴んでくれなくて。
褒め言葉も流されて。つくづく可愛げがない。
でもそんなところが可愛いんだよ。
俺の手を無視して行ってしまう葵の手を無理やり繋いで横を歩く。
「なっ……なにすんのよ!」
そんなことを言ってるけどお構いなし。
葵の手を引いて進む。
葵が誰を好こうが構わない。
今日は俺のことだけ考えてればいい。
ガミガミうるさかった葵もようやく落ち着いてきて静かに手をつながれたままでいる。
やっぱり可愛いよ。
「何したい?」
「………ヨーヨーすくぃ………」
「了解」
小さな声で答える葵が可愛らしい。
ヨーヨーすくいなんていつぶりだろうか。

