俳優と、恋愛と。







『男に貸せる胸は空いてないけどね〜』






そんなことを言いつつも結局暮人は俺を気にかけてくれる。本当にいい友達だ。




「わざわざ電話ありがとう。がんばるよ、」





『あぁ、じゃーねー』





そして電話は切れた。



もう考えるのはやめよう。
考えたって俺が明日告白するという事実は変わらない。





「なんて告白しようかな……」





そんなことを考えながら俺は眠りについていた。





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文化祭2日目……。
いよいよ……葵と回れる……。
そして明日は水族館か、と思うと胸がいっぱいだ。





「おはよう」





「………おはよう」




葵がいつもと変わらない様子で俺に話しかける。
普通だな…。





「………。蓮と回りたい……」





「っ………」





本当に不意打ちはやめてほしい。
悩んでいたことも全て吹っ飛んでしまう。

伏し目がちに頬を赤く染めながらそんなことを言われると…自惚れてしまう。




俺だってこんなダサい格好で葵と回りたくない。
本当の自分で回りたいものだ。





「…………少し待ってて」





「え?」





そうして葵をベンチで待たせ、俺はある場所へ走った。