俳優と、恋愛と。







「素直じゃなくてもいいから……。

可愛げがなくたって構わないから…。

意地張ってたっていいから……。

だから俺を受け入れてくれ。
俺だけの物になってくれ。



お前が好きだよ……葵………」






『えっ?』





そのまま俺は葵に唇を重ねる。






『んっ……』





「一生俺しか見れないようにしてやる。」





『祐樹……くん………』






「カット」






『『『きゃーーーーーーーーーー!!!!!』』』





な……何事だ……。
周りを見るとスタッフたちの大歓声。

目の前にいるのは葵じゃなくて……杉浦みずきで………って俺……また葵のこと考えて…。




てかキスしたよな?俺。最悪だ………。





「すっすみません杉浦さん、俺……」





「…………………」





目の前の杉浦みずきは俯いたまま顔をあげない。怒ってるのか?
名前間違った上にキスまでしちまったもんな…。





「…………すっごいドキドキしたぁ………」





「は?」





杉浦みずきの目はトローンとしており、顔も真っ赤に染まっている。