「え?私そう昨日聞いたんだけど?違うの?」
「いや……ちょっと自信がなくなったというか……」
「何よー、葵のこと信じてないの?ダメ男か!」
笑ってツッコむ歌田さんにもいまは何も言えない。
『ビッグニュース!!!ビッグニュース!!!ビッグニュース!!!!!!!』
いきなり入ってきた男子クラスメイトが大声で叫び、クラス内がざわざわし始める。
『なんだよなんだよ』
『いや、実は葵の上が……』
『葵の上!?葵の上が何かあったのか!?』
『そう急かすなよ早くしろ!』
『お前も急かしてるだろが!!』
走ってきた男子生徒にみんなが群がる。
嫌な予感がする。
歌田さんも怪訝そうな顔をする。
「葵の変な噂流したら許さないよ?」
葵に負けず、歌田さんもなかなか気は強いけど、美人だ。よく告白されているのを見る。
そんな歌田さんがこの言い方では結構怒ってる…。まぁ2人は親友だからな…。
『あ、美結ちゃんは知ってたの!?』
「なにを?」
走ってきた男子が続ける。
『葵の上と樫月ができてるって話』
「は?」
『えええええぇぇぇぇぇぇええええええ!?!?!?!?』
『嘘でしょ!?』
『葵の上と樫月が!?』
『似合うけど!』
『えーー!でもショック!葵の上って付き合わないと思ってた』
『でも2人去年から仲よかったもの』
『樫月なら仕方ないな』
周りからはそんな声ばかり。
やっぱり……2人は……。

