「な……なんで水族館……」
「…………//
行ったことないから」
「………俺だっていったことねーよ…」
「え?」
昔から両親が忙しくて、ろくに遊びにも連れて行ってもらえなかった。
「撮影とかで……ないの?」
「ない」
水族館の撮影なんてなかなかないだろう…。
「2人で行こう。水族館。」
「………うん!!」
まただ…。葵の笑顔………。
気付いてほしい……俺の気持ちに。
葵は知らない……俺が葵を思う気持ちに……。
「蓮?」
愛おしいけど切なくて……そんな思いが胸にあふれて。葵の瞳から目が離せない。
「まじで………辛い……」
少しずつ顔を近づける
「れ………ん?」
近づけて………額と額を合わせる。
「ち……近いよ……蓮」
「嫌なら………前みたいに突き飛ばせ……」
「そんなことできる……わけ……」
葵の頰が赤く染まっていく。
もっと俺を意識してくれ…。
もっと俺のことを考えろ。

