俳優と、恋愛と。






私のクラスの担任は、廊下に成績が張り出されるにもかかわらず、9組の上位者をクラスで発表してくれる。





前に書かれていく点数。
右から…719点、735点、…………902点?





私はすかさずさっき返された成績表を見る。





902点?
キュウヒャクニテン





「うそ……」





周りから歓声が上がる。
私は全然信じられなくて……何も話せない。





『葵の上やりよったーー!!!』

『神じゃん!!神神神!!』

『さすが葵の上』

『他の2人も相変わらずすごすぎだろ、』

『俺らの学年レベル高すぎ』

『700点台ってマレって聞くんだけどあれ嘘?』

『俺らの上の代なんて、1位でも700点前半らしいぞ?』





みんなはどの点数が誰がとったかもうわかっている。
上位は1年の時から全く、くつがえっていないから。





「719点歌田、735点樫月、902点篠。
篠は歴代最高点だ。」





夢じゃない………。




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「葵おめでとう!!!」




ホームルームが終わり、たくさんのクラスメイトが私を囲む。
そして大げさにも美結が一番早く駆けつけてきて、私の前で泣いている。




「そんなに泣かないでよ」




「だって私も嬉しいの〜」





そんな美結の涙を指ですくってあげる。