「…………言うだけ言ってみて?何したら元気が出るの?」
「え!?いいのか!?」
途端に目が輝く瀬田。
言わなきゃよかったかななんて思うけど、
聞くだけ聞いてもいいかなとも思う。
「一応聞くだけだから。実行するかは別。」
「ここにキスして?」
そうして瀬田が指差したのは自分のほっぺた。
「は?」
……………キス?……………キス?
「なっなんでそんなことしなくちゃならないのよ!瀬田のばかっもう知らない」
「瀬田じゃねーっつーの……」
確かに瀬田の本名は及川蓮なわけで、瀬田祐樹ではない。でも瀬田が変なことを言うから悪い。
瀬田は私が黙ると、渋々勉強を再開し始めた。
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「じゃぁ帰るよ。」
気づいたらいつの間にか時間は過ぎて18時を回っていた。
「そうだね、明日からテストだし。」
そうして瀬田が荷物をまとめる。
「俺頑張るから………期待しといて」
「……それ普通今言う言葉じゃないよ……」
テスト受け終わってから期待しといてとか言うならわかるけども……。
荷物をまとめた瀬田が立ち上がる。
「あー、一週間まるまるテストっていうのもなんか疲れそうだな!」
テストは一週間かけて行われる。
1日に約2教科。

