「桐花さんが作ったんですか?」
「私は料理作れないの!
葵、張り切っちゃっていっぱい作ってたんだから、早く仲直りしなさいよ〜。
じゃ!勉強頑張りなさーい!」
そしてやっと出て行った。
篠と……ちゃんと向き合わなくては…。
篠には本当のことを話したい。
篠には俺の事をちゃんと知ってもらいたい。
篠を好きな気持ちは嘘じゃない。
好きな人に、自分のことを全部知ってもらいたい。
そして全部受け止めてもらいたい。
一歩ずつ踏みしめて、階段を上る。
そしてしっかり意思を固める。
全部話すんだ…。
そして篠の部屋の前に立って覚悟を決める。
そして、大きくノックした。

