「葵!!」
「1人にさせて!!!!」
琴李京香が篠に腕を伸ばすけど、篠はそれを払いのけて自室に戻っていった。
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「及川蓮、すまない」
「別に……琴李京香さんのせいじゃないでしょう」
「葵はきっと混乱してるだけだ。
別にお前を嫌いになったわけじゃないよ。
だからそんな顔すんな」
そう言って琴李京香に頭を撫でられる。
「ガキ扱いすんなよな…」
「あと、私は桐花よ、」
「は?」
「あなたは許可してあげる。」
そう言って家から出て行こうとする琴李京香……桐花さん…。
「なんだそれ……」
「仲直りするのよ。
あなたにとって、葵がどういう存在なのか知らないけど。
葵にとってもあなたはきっと、もうかけがえのない存在になってるはずだから」
「…………」
「あなたまでそんな顔してたら、葵だって笑えないわよ」
俺には、ちゃんと話せるだろうか。
それ以上に、篠に受け入れてもらえなかったら……俺はどうしたらいいんだろう。
「辛気臭い顔しない!
早く仲直りして2人でご飯食べな!」

