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篠の用意してくれた、卵ふわトロオムライスは絶品だった。
そんな夕飯を二人で食べて、また勉強して、日をまたいで、3時間くらい経ったので、寝ることになった。
「案内してくれるか?」
「…………。」
「篠?」
当たり前のごとく俺はどこが客室かなんてわからないので篠に聞くが、篠は固まっている。
「もう眠いからここでいいじゃない…。
廊下は暗いし……」
相変わらずの怖がり。
でもそれどころじゃなくて…。
ここでいいだと?、俺がよくねーよ。
「いや……篠。さすがに男と女だぞ?
さすがにやっていいことと悪いことが…って!」
篠が立ち上がってフラフラとしたかと思えば倒れこんできた。
必死に抱きとめる。
相当眠たかったんだろう。もう寝ている。
マジかよ……。
とりあえずベッドに起こそう。
抱きとめるのに必死だった俺は篠にベッドに押し倒された状態だった。
当の本人は寝てるけど……。
が、いくらベッドにおろそうとしても、おれからひっついて離れない。
マジで鬼だな……。
おれは篠の体を抱きかかえてベッドのふちに座る。
上手いこと俺の膝に横向きに座らせると、篠から胸に抱きついてくる。
こいつは悪魔だ。可愛い顔した悪魔だ……と思いつつ、抵抗もできない自分が情けない。

