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「……………」
あれ……俺は何をしていたんだっけ?
周りは真っ暗で、明かりがついているのは篠の勉強用?か何かの机だけだった。
そこで篠は勉強している。
「俺……寝てたのか?」
「あ、瀬田。起きたんだ」
「篠がメガネしてる…?」
篠はパジャマ姿にいつもはしない黒ぶちのメガネをかけていた。
俺は寝ていて、いつの間にか夜になっていたのか…。
「ごめんなさい。先にお風呂はいっちゃった。
私もともとコンタクトだから夜はメガネ…。
瀬田は寝てる時もメガネしてるんだね。」
俺が寝ている間にお風呂に入ったのかよ…。
篠の無防備さに呆れてしまう。
それだけ俺が意識されてないということになるが。
「って、俺帰るわ。
長い時間すまなかった……」
時間は7:30を過ぎていた。こんな時間まで世話になってしまうのは申し訳ない。
「泊まっていけばいいじゃない」
「は?」
「明日もどうせ勉強するなら私の家に泊まればいいのよ」
…………。何を言っているのだろう。
本気で俺は男と思われていないのかもしれない。
篠にとったら俺なんて女友達感覚なのかもしれない。
「いや…それはちょっと…寝るところもさ……」
「客室が空いてる。
じゃぁ決まりということで、先にお風呂はいって?ご飯温めるから」
篠の俺の意見の聞かなさから、話がどんどん進んでいく。
何考えてるんだこの女は……。
「さぁ、早く。
着替えももう出してあるから」
そしてなんて用意周到なのだろう。

