1文の中に俺の知らない単語は何個あるのだろう。
そんな単語をいちいち調べていてもテストでは通じない…か。
よし。覚える!
「だからって単語の勉強だけしてたら他の教科ダメになるからね?
単語は空いてる時間にやる。基本的に授業に出てきた単語はその時暗記!
単語帳1日3ページ!おっけー?」
「はい…」
やらないといけないことを紙にメモる。
俺……寝れるのだろうか…。
「じゃぁ次数学」
そう言って教科書を開く。
「瀬田は今よりも前の範囲を習ってないから今の範囲がわからないのよ。
だから極限から…」
なんだかんだ言って篠は俺のことわかってくれてるんだな…。
わかって話してくれている様子が嬉しくなる。
「私の顔見てたって問題解けないんだけど…」
「あ、悪ぃ…」
「………休憩しようか、5分ね」
俺はいつの間にかボーッとしながら篠を見つめていたらしい。
恥ずかしい。
篠に気を使わせてしまったなと思う反面、肩の力が抜けてちょうどいい…。
篠は自分の問題集を解く。
真面目だなぁ…。

