「きっ……気になるというか……。
ほっとけないと…いうか……」
「男嫌いだった葵がねぇ〜女嫌いのあいつにね〜」
「何の話?」
女嫌いのあいつ?
お姉ちゃんは相変わらずニヤニヤしながら運転してる。
「ま、また何かあったら教えてよ。
まだまだ可愛いわね〜高校生。」
お姉ちゃんは遠くを見ながら話す。
何考えてるんだろう……。
「これから面白くなりそうね」
「なにが」
「こっちの話」
お姉ちゃんは全部そう言って誤魔化してしまう。
私には肝心のことをなにも教えてくれない。
いつの間にか私がお姉ちゃんの手の内にいる。
まぁいっかと思う自分がいる中で、私の意識はだんだん遠くなり、車の中で二日酔いの疲れに眠ってしまった。

