俳優と、恋愛と。







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「葵…起きて」




「…………お姉ちゃん……」




「具合はどう?」




「あ……」





頭はもう痛くなくて、体もだいぶ楽になっていた。





「ほら」





お姉ちゃんが手を伸ばして起こしてくれる。





「いくよ」




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『こんにちは、京香さん!!』

『こんにちは!』




いろんなところからそんな声が飛び交う。
お姉ちゃんがすごい人なんだって…実感する。




お姉ちゃんは仕事業界では本当の名前を使わない。
理由は知らないけど…。




「わぁ!葵ちゃんだ!どうしたの〜?
あ、エキストラ?てかそれより昨日は大丈夫だった!?」




彼女は杉浦みずきさん。
お姉ちゃんとはいくらか仲がいいみたいでたまに会う。




「葵がエキストラな訳ないでしょ〜、葵なら主役!!
でも葵は絶対に出さないんだから。
出たら変なファンに付きまとわれちゃう!」





「お姉ちゃん…変な言い方やめてよ……」





「京香さんの葵ちゃん好きはすごいよね〜」





そうケラケラ笑うみずきさん。





「で、二日酔いは大丈夫なの?」