俳優と、恋愛と。






「なんで………」





これではまるで……お節介の瀬田のようだ……。




「そう……なんだ……」




「そうだ!葵。
あなたも今日の撮影に来なさい!」





「ハァ!?なんで私が…」





お姉ちゃんはこういうところがいい加減だ。自由だし。




「だって今日もお母さんたちいないわけだし、葵を一人にするわけにはいかないでしょ?
だから連れて行く。」




「そんな…」




「それに及川蓮にも会えるしね」




「…………」





及川蓮……。





「葵はなんだかんだ言って律儀なんだから、来たいでしょ?会いたいでしょ??」




お姉ちゃんがニヤニヤしながら私を見る。





「私はっ……借りを作りたくないだけだから」





行くしかない。
こんな風に見ててもらったんだから…仕方ない。




「どこ行くの?」





「部屋。行く時間になったら起こして」




そう言って部屋に戻ろうとする。
頭がこう痛いんじゃ何もできない。
とりあえず動けるだけ寝よう




「はいはい」