俳優と、恋愛と。






暗い部屋の中、目が慣れてきたけど、瀬田しか見えない。

瀬田が小指を出すのがわかる。





「約束な?」





いい加減でめんどくさがりなやつだけど、今日は信じてもいいと思う。
ううん、日誌を書いた時から、瀬田のことは信頼してたのかもしれない。




私も恐る恐る手を出す。





「っ………」




恐る恐るだした私の手を強引に引っ張って小指をつなぐ。




「約束」




「………」





「やっと震えも止まったな」





「え?」





さっきまで暗闇に震えていた私の体。
いつの間にか震えが止まっていた。





「怖がることなんてねーよ。俺がここにいるだろ」





「…瀬田が言うと全然かっこよくない」





「本当にかわいくねー…」