「なぁー…」
「なによ……」
瀬田は私の肩を抱いてくれる。
「俺がもし500点とったら、ご褒美ちょうだい?」
「へ?ご褒美?」
「そ、俺の言うことなんでも聞いて欲しい」
「な、なにその服従関係…。」
「一つだけ。無理なお願いはしないから…」
瀬田は私に何をさせる気なのだろう。
もしかしてパシリとか?
瀬田に限ってそんなことはないか。
「俺も篠が900点とったら何か一つ願いを聞いてやるよ」
「本当?」
「あぁ」
願いを聞いてやるときいて、とっさに反応してしまった私。
本当にこんな約束をしてしまっていいのだろうか。
「そのためにさぁ……俺に勉強教えてくれない?」
「え、勉強?」
「そ、放課後とか、朝とか…」
確かに今の瀬田じゃぁ頑張っても200点未満だろう。
「時間が空いてる時なら…」
「じゃぁ決まり」

