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古典の授業が終わってやっと昼休みになった。少し賑やかになった教室。
でもみんなご飯を食べたら勉強をし始める。
「葵がぼーっとしてるなんて珍しいね」
「え…うん…。自分でも驚いてる」
美結が私の席にお弁当を持ってくる。
「本当、初めてじゃない?授業でぼーっとしてるなんて。
何考えてたのぉ〜?瀬田ですか?」
「え?なんで瀬田?」
「あれ、違うんだ?」
どうして一発目に瀬田が出てくるのはよくわからないが、今日考えていたのはまた違うこと。
「さっきは……お姉ちゃんのこと…」
「お姉さん?家にいるの?」
私の姉は基本的に家にいない。
それは美結も知ってることで、会ったこともある。
この学校の天才生徒だったことも知ってる。

