パンパン
「さ、始めるわよ」
足を組み、切れ長の目でこちらを見つめる琴李京香。
手を叩き、緊張感がまた走る。
「わかってるわね。
チャンスは一回……。
私の思う以上の演技をしなさい」
「…………はい」
「では、始めっ」
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『すっ好きな人なんていないよっ//』
「そうかな、俺の目にはそうは映ってないんだけどな…」
顔を真っ赤に染めた女子高校生…杉浦みずきに近づき、片手で杉浦みずきの顎を持ち上げる。
やっぱりこいつ、年上だけあって色気あるなぁ…。
『ちっ、違うもん…。
雅也君とはただのお友達で……』
「へー、そんなの俺が信じるとでも?
知ってるよ。元カレなんデショ?」
顔を近づけてわざと嫌味ったらしくいう。

