俳優と、恋愛と。






放課後、私は学校近くのファーストフード店で美結と話していた。




「ちょっと、抑えてって美結…」





「許さない!なんなのその男子!
私が一人ずつ殴ってやる」





美結が怖い…。
私は今、昨日の遠足の山から落ちた経緯を話しているところ。
私にぶつかってきた男子の話をした途端これだ…。





「なんて奴らなの!それも2人を置いて先生を呼びに行くなんて!
数人いるなら瀬田と葵を先に助けなさいよ!」




美結の言っていることは確かにわかるけど、私はそんなこと気にしていない。





「別に私気にしてないから……」





「でも私もごめんね…。
朝から一緒にいたのに体調悪いのに気付かなくて…」




そう言う美結は今にも泣きそうな顔で謝ってくれる。




「私も自分で自覚なかったから全然気にしないよ!」