「あ、勉強もそうだけど、肝心の恋愛の方はどうなの〜?気になる子はできましたか??」
完全に俺の課題を楽しんでいる杉浦みずき。
「そんなすぐにできるわけないじゃないですか…」
「えー?可愛い子とかいないの?」
「可愛いの基準が俺にはわかりませんから」
女なんて誰でも一緒。
可愛いだの綺麗だの、俺には全くわからない。
「まぁまだ一週間だしね〜……。
それにしても、その怪我どうしたの?」
俺の顔や腕、足には目立つほどの怪我がある。
肩にも安静のために一応包帯が巻かれている。
「色々ありまして…」
「色々って……。
まさかいじめられてるの…?」
「いや、昨日遠足で……」
遠足のことを思い出すと自然と篠の顔が思い浮かぶ。
熱は下がっただろうか…。
「おーい、及川君〜、何考えてるの?
もしかして女の子のことかな〜?」
「………。」
完全に杉浦みずきと話していたことを忘れていた。

