「まぁ時間の問題ね。
勉強はちゃんとしてるのかしら。
文化祭で浮かれるのもいいけど、欠点なんてとったら知らないからね」
「わ……わかってるよ……」
「じゃ、私は忙しいから行くわね。
また午後の打ち合わせで会いましょう」
そう言って事務所を出て行く琴李京香。
相変わらず自由だ。
でもあんなことを言われると勉強しなくては、という気になってくる。
「あ、そうそう」
まだ何かあるのかよ…。
琴李京香はまだ何かいいたげに戻ってくる。
「カツラ、あんたがダメにしちゃったから持ってきといたわよ。
濡らしちゃダメなんだから、気をつけてね〜」
そう言ってカツラを俺に投げてくる琴李京香。
相変わらずボサボサの頭。
「ありがとう…ございます…」
「はいはい、じゃーねー」
今度こそ本当に立ち去って行った琴李京香。
また明日からこのカツラ生活が始まるのか…。

