リーンゴーン
4時間目の終わりを告げる鐘が鳴り響く
太陽も高くなり日差しが強い
まさしく晴天
いやぁ~こういう日は中庭でゆっくりするに限るね♪
「さぁ、優希さん、行きましょう?」
ずっと待ち遠しかったご飯の時間
だー!
私たちはそのまま、中庭に足を進めた
「で、今日話してた事って?何々??」
「もうその話題に入るのね....」
私だってすごく気になって今日の生け花が危ないことになりそうになったんだから...
でも、私の手が寸前で止めてくれたから助かった~さすが!私のお手々さんだ!!
「かなりいい手たちだよね!尊敬するよ、ほんと!」
「え?何いきなり?まぁいつものことだし、本題に入るんだけど....」
ハハッ、かなり雑に扱われてしまった
「今、女の子がイタズラされてそのまま路地裏に放置されていたっていうニュースがあってるの知ってる?」
「新聞にかいてた、だから夜出歩くなってことか」
本当に酷いことをしてるやつがいるんだ
ここの生徒は多分あまりそういうところにいかないからいいと思うけど
もしも、行ってしまったりしたら....
考えただけでも怖い
「あんたが一番危なさそうだから言ったまでだから、ほんと気を付けなさいな」
一番危ない?!この私が?
いやまさか~
はっ!
でも待って....
今日は何かとうまくいったんだよね
だって、あの古文のおばちゃん先生
あの怖い人が....人を全く褒めない人が....
何故か
「長峰さん、今日は良くできてますね」
なんて、言ってきた
なんだ、それは!!
なになになに?いつものように言ってよ!
今日はここがどうやらこうやら
私はあの言葉が結構楽しみにしてたのに!
いや、決してそういう感じじゃないけどね!
別にそういう意味でいったんじゃないけどね!
「駄目だよ!古文のおばちゃん!幸枝さんだったっけか?」
あれ?名前わかんなくなった
「はぁ、......ほんと心配だわ....」
「大丈夫だよ!うんうん!」
そんなに心配なさらんでもいいよ
そんな、余裕がこのあと
私を変えてしまうとは思わなかった



