色素の薄い茶髪の少女…。 産まれたときから地毛だが その美しい容姿には誰もが魅了した。 名は 高橋 美緒。 朱蒼高校に今年から通う事になった。 唯一人間らしい表情には 何も映っていなく、 本当の無を想像させる…。 この少女が色々な事にかかわる鍵になるとは誰もまだ気がついていない。 酷く美しいその存在を隠すように、 人からは離れた場所へ彼女は移動した…。 場所は屋上のポリタンクの裏影に 寝転がった…。