「細くて白くてやっぱ女子って感じだわ。」



秋野くんにそう言われ、秋野くんの手を見る。




「そういう秋野くんの手は細くて大きくて暖かいよね。」



空いてる手でギュッと秋野くんの手を掴むと佐野さんはため息をついた。




「なんなの?キミたちできてんの?俺の前でいちゃつかないでくれるかな。」




なっ、イチャついてなんてないんだけどなぁ……




「うわー、佐野マジ悪りぃ。そんなつもりなかったんだけど。」




苦笑する秋野くん。



そんな秋野くんに佐野さんは舌打ちをした。




「いい子ぶるとかマジねぇわ……」




そのつぶやきは私には聞こえなかったのだった。