「秋野くんと離れたくない、傷ついてほしくない…っ!」
泣きながらそう言うと秋野くんは優しく微笑んだ。
「大丈夫だよ。俺もおまえとは離れねぇから。」
すると秋野くんのお父さんが口を開いた。
「興味ないかもしれないが、父さんと母さんはお見合いで知り合ったんだ。
お互いの家の利益しか考えてない親たちに使われてな。」
その話を秋野くんと私は黙って聞く。
「だけど父さんと母さんにはそれぞれ大切な人がいた。だけど無理やり別れさせられて…結婚させられた。」
過去を思い出すように目を細める秋野くんのお父さん。
メニュー