「そうじゃないけど……」 モジモジとそういうと秋野くんはフッと笑って私の頭を撫でた。 「じゃあ、これならどうだ?テストでお前が一教科でも俺に勝つことができたらおまえの勝ち。」 そんな秋野くんにとって不利な勝負……なんかいいことあるのかな? でもまぁ、それなら…… 「わかった!引き受ける!」 国語とかなら毎回90点代とってるから勝てるはず。 「ま、お互い頑張ろうぜ。」 秋野くんは朝鮮的に微笑みながらそういうのだった。