「何でもないです…」




怖くなって思わずそう言うと同時に、横から腕を強く引っ張られる。




そして気づいたら目の前には香織ちゃんがいた。



「香織ちゃん、おはよ。」




「ちょっときて。」




香織ちゃんは私を女子トイレに連れて行く。




どうしたんだろ?




「日菜、どうしたの?秋野くんと一緒にいたけど。秋野くんは危険なんだよ?わかってる?」




みんなが言う、秋野くんには近づくな、という言葉。




守ってたけど…昨日のことがあってからそんな危険人物じゃない気がしてきたんだよなぁ……





みんな、あの秋野くんを知らないだけだよ。