───────────… 敷地の外に出ると、そこには人生で初めて見るものしかなかった。 景色が、輝いている。 キラキラ、キラキラ。 「綺麗だ…」 太陽の光が、透明なガラス玉になって空中に浮いているような感覚。 「さ、学校に行くぞ。」 「あ…」 冬夜は小走りになる。 『絶対に激しい運動をしないように。』 …激しくないよね。 ごめんなさい、叔父さん。 許して。 「…待って!」 僕は冬夜のあとを追いかけた。