「どうぞ。入って」 その言葉に夜天と光輝が入ってくる。 「姉上、どうしてここに?」 「私は神麗さんに渡すものがあったから。それより、二人は?」 「俺と光輝は呼び出されたんだ。話があるって」 「話?」 二人だけを呼び出した神麗の意図がわからず、彼女を見る。 「何だよ、俺達だけに話って」 「そうね。まずは、これを見て貰おうかしら」 そう言って神麗は、花音達の前にかなり古そうに見える地図を広げた。