「とにかくだ。お前もあまり無理はするなよ」 「うん」 続けて言われ、花音は頷く。 「・・・何かわかったら、黄牙を此方に来させる」 「黄牙くんを?」 「あいつなら、半分は神族だ。俺達よりはいいだろ」 「・・・まあな」 そうは言ったが、封魔の表情は苦々しい。 「さてと、今度こそ俺は行くぞ」 「うん。今回は本当にありがとう。あと、気を付けてって向こうの皆にも伝えて」 「ああ。じゃあな」 そう言うと、風夜は姿を消した。