ただの幼なじみじゃいられない!




雄哉に指先でほっぺたをつんつんとつつかれる。


いや、マジで気持ち悪りぃなこいつ。


…男同士で、なにやってんだ。


俺にはそんな趣味はねえ。


肩に乗っかっている雄哉の腕をどかして、一瞥した。



「…絶対、お前の方がにやけてるっての。」


「いや〜俺は素直に嬉しいよ!お前が女遊びを卒業して本命の子につくすとか…少し前だったら考えられなかったもんなぁ。」


「………。」



そういえば俺、少し前まで女をとっかえひっかえして散々遊びまくってたっけ…。


いろんな女に悪いことしたなぁ、と今更思う。


…ほんと今更、遅いけど。



「お前、マジで頑張れよ?なんだかんだ応援してんだからなー俺!」


「おー、サンキュ。」