チャリンと小銭が落ちる音とともに、機械のボタンがピカピカと点滅し、そのボタンを爽太が操作する。
腰を落とし、集中してクレーンを動かす爽太を見つめた。
「_____あっ!」
クレーンがうまくひっかからず、少し景品口の方に動いただけだった。
難しいよね、クレーンゲーム…。
「あーダメだ。でも、ちょうど100円玉たくさんあるんだ。」
爽太がそういうと、また100円玉をゲーム機に入れた。
「そ、爽太、あとはあたしが出すよ!」
あたしがやろう、って言ったから。
あたしがお金を出すつもりでいた。
「いいから。黙って見てろ。」
あたしが勝手に欲しいって言っただけなのに…いいのかな…。



