朝のSHRが近づいてくる頃には、クラスのみんなも登校してきていて、あたしも気持ちが落ち着いてきた。 「…ほんと、咲も爽太も世話が焼けるんだから。」 「うう…ごめんね。」 佳奈にはどんなときも頼ってばっかりだ。 …小学生の頃、爽太と喧嘩したりしたら、ぜーんぶ佳奈に頼ってしまっていたっけ。 お互いに意地っ張りだったあたしたちは、佳奈に仲裁してもらうことで仲直りしていた。 子どもだったなぁ…。 もう、爽太とはあんまり喧嘩しないけど。 「咲。きちんと想いは伝えた方が、あたしはいいと思うよ。」