ただの幼なじみじゃいられない!




それほどあたし、爽太と関わっていなかったんだな。


…たしかに、思い返してみると去年のあたしはヒロのことばかりだったかもしれない。


去年の夏休み、家族よりヒロといた時間の方が長いと思うもん…。



「まあ俺の母さん、今日だって張り切って旅行に行ったし、本当に今は元気。たまに鬱陶しいくらい。」


「…そうなんだ。よかったぁ。」



あたしが知らなかったことを、気にすんな、と言うように爽太が笑って頭をぽんぽんと撫でてくれた。


な、撫で…撫でられた…!


もう…爽太ってば、恥ずかしいよ。


そしてそのあと特にやることもなく、リビングに居座ったまま、爽太とお話したり、一緒にテレビを見たり、ゲームをしたり。


暇だと思っていた休日が、意外とあっという間に過ぎていったんだ。