ぼそっとつぶやいてしまった言葉。 それが爽太にも聞こえたみたいで…。 「…なんだよ、咲。」 シンクから、ちょっとしかめっ面をした爽太がこっちをじっと見た。 「あ、ごめん。爽太が鼻歌を歌うなんて意外で、つい…。」 さすがに気持ち悪い、は言いすぎたかも? 爽太、怒るかなぁ…と思ったその時。 「…嬉しいんだよ。」 なんて、意外な返答をされたので、びっくりする。 嬉しい?? 「なにが?」 あたしは首を傾げて聞き返した。