「そんなに怒らないでよ!早く来いって言うから、スマホ見なかったの!」
「だからって、インターホン押しすぎ!」
近所のみなさま。
朝からごめんなさい。
こんな子供みたいな言い合いを、ご近所に披露してしまってるあたしたちって…。
…ご近所さんに聞かれていないことを、願う。
「…おじゃましま〜す。」
玄関の前にずっといるのも変なのでとりあえず、さっさと爽太の家に入ることにした。
「リビング。朝飯あるから食って。洗い物はお前やれよ。」
「は、はい…。」
荷物をストンと床に下ろし、爽太の言葉に頷いた。
あたし、なんかすっかり爽太のペースに巻き込まれている…気がする。



