ただの幼なじみじゃいられない!




うぅ…。


こんな朝から、爽太と二人きりだなんて…。


でも、朝ご飯用意してくれてるって…。


食べなきゃ爽太に悪いし…。


えーーーい、もういい!!!


行こう、爽太のところに。


大丈夫、あたしたちはただの幼なじみ!!


小さい頃から、ふたりで過ごすことなんていっぱいあったんだから。


何も変わらない、昔と。


…もう、本当にあたしおかしいよ。


また、心臓がドキドキといってる。


ここ最近は、しばらくドキドキすることはなかったのに。


なんで、幼なじみにドキドキしたりするの。



「爽太…だもん…。」



そうだよ…小さい頃から一緒にいた爽太だもん。


そんな感情…きっとあたしにはないよ…ね。