「うっ…。」
「あ。」
思わず上げてしまったうめき声に、佳奈は勝ち誇ったようにニヤリと口角を上げた。
3日目にして、佳奈に感づかれた…。
いや、もともと感づかれていたの方が正しいかな。
「ふふーん。咲が爽太になにかされたと、あたしは見た!」
しかも、するどい…!
佳奈、あなどりがたし…。
ドクン、と心臓が高鳴る感じがした。
いくら大好きな佳奈にだって、あんなことがあったのを伝えるのはものすごく恥ずかしいし、言いにくい。
あたしは目をきょろきょろとさせた。
「えーっと…。」
「どーした??」
なんか佳奈、ずっとニヤけてるよ…。
いつもあたしが佳奈に爽太の話をすると、こんな表情をする。
でも、やっぱり佳奈には全部言わないと。
「…実は、この前ね…。」
堰を切って、あたしは佳奈にこの前のことをゆっくり話した。



